2018年11月号
ネギは薬味や鍋料理の食材として日本で古くから親しまれてきました。鍋料理を食べる機会が増えるこれからの季節は長ネギの需要が高くなります。今回は長ネギについてのお話です。

ネギは「葉ネギ」と「根深ネギ」と大きく2つに分けられ、根深ネギは「長ネギ」とも呼ばれます。長ネギの畝をより高くして土に埋まっている部分を多くして育てられ白い部分が多いものは、白ネギとも呼ばれ、長ネギの白い部分のみを指す時も白ネギと呼ばれます。

長ネギは淡白色野菜に分類され、白い部分には免疫力の強化に有効なビタミンCが含まれています。ネギの独特のにおいと辛みをつくる硫化アリルという成分には、炭水化物をエネルギーへと変えるのに不可欠なビタミンB1の吸収を助ける働き、抗菌・殺菌作用、発汗を促すアドレナリンの分泌を促して脂肪を燃焼させて体を温める、血液をサラサラにする、血管を広げて血圧を下げる、といった多くの働きがあります。緑の部分はビタミンCに加え、カルシウムやβ-カロテンも豊富です。

長ネギは白い部分が締まっていて弾力があり、重みを感じるものを選びましょう。白い部分が長い方が料理のレパートリーが多くなります。長ネギは焼き鳥のねぎま、鍋料理、中華の炒め料理などに用いられます。素焼き、かき揚げ、肉巻き、チャーハンでもおいしく食べられます。鍋料理や出汁を取る時は白い部分、青い部分ともに使われますが、出汁を取る時に多くは青い部分を用い、白い部分はいろんな料理で食べるといいと思います。青い部分はみじん切りにしてつくねに混ぜたり、ネギ油にするのもいいです。

長ネギをいろんな料理で食べて、これからの寒い季節に備えましょう。