2018年8月号
夏から秋にかけてが「かぼちゃ」の収穫シーズンです。かぼちゃは昔から日本人になじみ深い野菜です。今回は緑黄色野菜の代表選手「かぼちゃ」についてのお話です。

かぼちゃはウリ科カボチャ属の蔓性植物になる果菜の総称です。原産は南北アメリカ大陸です。果実を食用にします。

日本に今の「日本かぼちゃ」が入ってきたのは、戦国時代、徳川家康が生まれたとされる1542年にポルトガル人が種子島に漂着した際、鉄砲と共にカンボジアから持ち込まれた物が伝わったとされています。かぼちゃの名前は、そのカンボジアが訛ったとする説が有力と言われています。漢字表記の「南瓜」は中国語でかぼちゃの意味で、日本でかぼちゃの漢字に当てられました。

かぼちゃは、大きく分けて3種類あります。ひとつは一番最初に日本に伝来してきた「日本かぼちゃ」、その後広まった「西洋かぼちゃ」、そして細長いものや小型のものが多い「ペポかぼちゃ」(金糸瓜、ズッキーニなど)です。ハロウィンで使われるオレンジ色のカボチャもペポかぼちゃの一種です。現在日本で食べられているかぼちゃの大半は西洋かぼちゃです。

かぼちゃは代表的な緑黄色野菜で栄養が豊富です。体内でビタミンAに変わるβカロテンを多く含んでいます。βカロテンは粘膜や皮膚の抵抗力を高め、生活習慣病やガン予防に効果があるといわれています。また、βカロテンは実より皮やワタの部分に多く含まれているので、一緒に調理して食べるようにしましょう。他にもビタミンC、E、B1、B2、ミネラルや食物繊維などを含んでいます。かぼちゃはビタミンを摂りにくい冬場まで長期保存できるので、昔から「冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない」などと言われています。

かぼちゃは完熟した方がおいしいですが、完熟したかぼちゃはとても固くて切るのが大変です。電子レンジで加熱すると楽に切ることができます。丸ごとなら5分程度、半分に切り売りしているものなら2〜3分加熱するととても切りやすくなります。

かぼちゃは様々な調理法・料理で味わうことが出来ます。一番ポピュラーな料理は煮物ではないでしょうか。他には天ぷら、炒め物、焼き物、ポタージュ、サラダやカレーの具材、プリンやスイーツ、などで食べられます。かぼちゃは種にも栄養があります。種を天日干ししてよく乾燥させフライパンで表面に焦げ目がつくまで炒り、好みで塩などをふるとおやつやおつまみとして食べられます。

かぼちゃを食べて健康的な身体を作り、夏・秋・冬を乗り切りましょう。