2021年11月号 ペダルの踏み間違いによる事故
日本国内での乗用車のアクセルとブレーキのペダルの踏み間違いによる事故が後を絶ちません。ブレーキと思い込んでアクセルを踏み込んでしまったため暴走して事故が起きたのです。

今月になりようやくフルモデルチェンジを予定する新車のみではありますが、乗用車への車両や歩行者などとの衝突事故を防止する「衝突被害軽減ブレーキ(緊急自動ブレーキ)」の搭載が義務化されました。フルモデルチェンジの際ですので、全ての新車に搭載されるには後数年はかかります。

ただ現行車種の多くにはすでに衝突被害軽減ブレーキが搭載されています。これから乗用車を購入する人は、衝突被害軽減ブレーキが搭載された車種を購入することをおすすめします。

現在走行している乗用車の多くは衝突被害軽減ブレーキがまだ無かった頃に購入されたもので、衝突被害軽減ブレーキ搭載車に乗っている人はまだ少ないです。現在所有している乗用車に衝突被害軽減ブレーキ搭載車と全く同性能の衝突被害軽減ブレーキを後付けすることはできません。ですが、全く何もできないわけではありません。ブレーキとアクセルの「踏み間違い防止装置」であれば、比較的安価に後付けすることができます。踏み間違い防止装置は、一部の車種では自動車メーカーのオプションとして用意され販売・取付していて、それ以外の車種に対応した踏み間違い防止装置は一部の自動車用品店・修理会社などで販売・取付をしています。

65歳以上の人を対象にした、衝突被害軽減ブレーキ搭載の新車と中古車の購入費と踏み間違い防止装置の導入費を国が一部補助する「サポカー補助金」制度がありますが、予定交付総額に達したということで終了することになりました。踏み間違い防止装置の導入補助はすでに終了していて、衝突被害軽減ブレーキ搭載車の購入補助も今月申請分で終了します。国の財源が限られているのは分かりますが、自動車事故が少ない世の中にするために、サポカー補助金制度の延長・補助額の増加・若い年代への拡大をなんとかやってほしいと思います。