第1回 JR松江駅 車いす探検隊


駅舎の出入口

今回探検隊員は福祉タクシー(車いすのまま乗車)で松江駅南口へ行き、タクシーを降り、南口から駅舎内に入りました。タクシーで松江駅へ行く場合、南口でも北口でも駅舎内に入るには段差が1段あるので、スロープになっているところを探すか、介助者の手を借りて上がらなければなりません。南口は両端がスロープになっていて、北口のタクシーベイにはスロープがないので、タクシー降り場、乗り場それぞれの柱の横に立て掛けてある簡易スロープを出して使う必要があります。福祉タクシーで松江駅へ行く際は人や車が少ない南口がおすすめです。



駅南口のスロープ


高さ約20cmの段差


簡易スロープ


バス乗り場のスロープ
(他バス乗り場へ行くため用)


松江駅前 地下駐車場・地下連絡通路

駅北口の地下駐車場は松江テルサと同時期2000年完成、後に地下連絡通路も併設されました。駐車場を中心に駅・一畑百貨店・テルサへ向かう地下道・エレベーター、駅前の道路を挟んだ伊勢宮方面へ向かう地下道があります。エレベーターはやや狭いが全て通り抜け型です。車いすで駐車場を使うか伊勢宮から来なければ、ここへ車いすで来る必要性は低いです。

地下駐車場入口ゲート


地下通路・駐車場案内


三方へ分かれる地下道


前方は駐車場と松江駅


駐車場から駅へ向かう人


駅へ上がるエレベーター


まとめ

JR松江駅はバリアフリー化整備により、障害者・高齢者にとっても以前に比べ格段に利用しやすくなりました。自動ドアの数が少ない、身障者トイレが狭く使いにくい、列車ホームの柱の位置の問題などやや難点な部分はありますが、松江駅のバリアフリー化整備はほぼ合格と言えます。
今後の松江駅の更なる改良を期待するとともに、他の施設・事業所も松江駅のバリアフリー化に刺激を受けて、街中がユニバーサルデザイン化されることを望みます。もちろん心のバリアフリー化も望みます。

みんなで街をよりよく変えていきましょう!


タクシーベイ前の自動ドア


自動ドアを通る様子


以前と変わらぬ身障者トイレ


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