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車いす探検隊 第72回

国立松江医療センター・筋ジス病棟 社会見学(外出行事)
「島根県立美術館 & 松江サティ」コース
暑かった残暑も懐かしい秋本番となり、筆者が入院し日々生活している国立病院機構松江医療センター・筋ジス病棟でも10月21日に社会見学と称して外出する行事がありました。この社会見学は毎年一回、行き先や季節が異なるいくつか用意されたコースから一つを選んで参加できるようになっています。私は今年は近場でゆっくりできる「島根県立美術館 & 松江サティ」コースを選択しました。今回の車いす探検隊では、その模様をお伝えします。

 「島根県立美術館」で美術鑑賞&ランチ
今回の社会見学「島根県立美術館 & 松江サティ」コースには私を含めた患者5人と家族が参加し、病棟職員さん5人が付き添ってくださりました。前日に見た天気予報では当日の天気は雨となっていましたが、運良く雨にはならず曇りですみました。10時に病院の車いす用リフト車1台と車いす用タクシー2台に分乗して松江医療センターを出発し、島根県立美術館へ向け出発しました。

島根県立美術館へは15分足らずで到着しすぐに中に入り入館手続きをしました。島根県立美術館はバリアフリー対策がしっかり施されているので安心して作品を見て回ったり施設を利用したりすることができます。

 
島根県立美術館といえば宍道湖側が前面ガラス張りになっているロビーが印象的です。いつ見てもこの開放的な景色は気持ちいいです。このロビーから宍道湖側の外に出ると水際に歩道があり手前は芝生の広場になっています。NHK連続テレビ小説「だんだん」でもおなじみの風景ですね。

河井ェ次郎展
今回私たちが行った時は、島根県安来市生まれの陶工・河井ェ次郎の作品と生涯を紹介する河井ェ次郎展が開催されていました。地元島根の偉人ということで愛着がわきました。

 
一通り美術鑑賞を終え展望テラスに上がり宍道湖を眺めることにしました。もちろん展望テラスもバリアフリー対応ですので私は電動車いすのままスロープを通り行くことができました。展望テラスからは対岸や遠くまで眺めることができます。あいにく曇り空だったのは少し残念でした。晴れていたらもっとキレイだったのでしょうね。

イタリアンレストラン「ベッキオ・ロッソ」
11時を過ぎ昼食をいただくため皆、美術館内のイタリアンレストラン「ベッキオ・ロッソ」へ移動しました。このレストランでは宍道湖を眺めながら美味しい料理をいただくことができます。中はそれほど広くはありませんが、入口の観音開きのドアを全開してもらったら段差無しで席に着くことができました。料理は待ち時間がかからないよう全員事前に予約注文していました。私を含めほとんどの人は、先付、一口デザート、コーヒーor紅茶の付いたパスタランチを頼んでいました。私はパスタには「そば粉の手打ちパスタ」を選びました。じゃがいもをメインに野菜とサルシッチャ(肉だんごのような手ちぎりソーセージ)が煮込まれた煮込みパスタのような感じでした。オリーブオイルやこしょうも効いていましたが、どことなく和風っぽさもあり、そば粉の手打ち麺とぴったり合っていました。いい意味で独特な美味しいパスタでした。

宍道湖うさぎ
 
島根県立美術館といえば、前にある芝生の広場に12体ある彫刻の「宍道湖うさぎ」が有名です。宍道湖側から2番目のうさぎの頭をなでるか、しじみをお供えすると恋が成就したり、幸せになれると言われているそうです。手のような白い2体のオブジェは何を表しているかわかりません。頭もお腹も満たされたところで13時頃、松江サティへ移動しました。

 「松江サティ」でショッピング?!
もちろん松江サティもバリアフリー対策は充分で、身障者駐車場を利用してすんなり中に入ることができました。松江サティへ来るのは昨年の外出行事以来で1年ぶりです。1年も経つとお店が多少変わっていたり様子を忘れていたりするので、初めて来たようなものです。

何かを買うという予定は無かった1階から3階まで順番にウィンドウショッピングをすることにしました。2階でTシャツと下着を買っただけで3階まで回り終わったので、3階のフードコートで休むことにしました。たこ焼きとジュースを買い30分ほど休み、1階に降りました。1階に行くと他の患者さんがいて宝くじのロト6を買ったとのことで、僕も買いに行き5口1,000円分買いました。(この日の夜はロト6の抽選日で、帰ってから結果を見ましたが全口ハズレでした。)

松江サティでは自由行動の持ち時間は2時間強ありましたが、意外と時間は余らずちょうどよかったです。15時半すぎに病棟へ帰りました。


今回の車いす探検隊はいかがでしたでしょうか? それでは次回の車いす探検隊をお楽しみに!